じたばた-JITABATA-

27年勤めた会社からの脱出は成功するのか。じたばたしながら新しい自分を見出したい。

雨の有給休暇「落下の解剖学」を観た

お義母さんの通院で今日は有給休暇。午後からは雨の中、エアポートウォークという名古屋空港近くのシネコン付きのショッピングセンターへ。そぼ降る雨の中、赤い旅客機が離陸していった。

 

久しぶりに午後からは自由時間だったので映画鑑賞。「落下の解剖学」というサスペンス映画。カンヌ映画祭パルムドールの作品。

 

 

ちょっと期待していたが、日本のサスペンスドラマのように、最後に刑事が種明かしをするわけではなかった。さすがフランス映画。夫婦のもめごとも、裁判ではきっちり理詰めにするようだ。

 

だが、物事は重箱の隅をつつきすぎると俯瞰でモノが見れなくなる、という典型的なお話ではないかと思った。

 

着地点はあいまいに終わったものの、そして裁判の結果がどうあれ、ほんとうはどうだったにせよ、あなたが悪い、と心でつぶやいた。つまり、そういう余韻をめっちゃ残す映画だった。

 

CGを使っていない、銃声もない映画を久しぶりに見た気がする。この人間ドラマをどう考察するかをこのあとネットで検索祭りだ。

 

そうやって人の考えを探らないと落ち着かないのも、情けないと思うのだが。

 

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